猿賀深沙大権現を祀り、航海安全・五穀豊穣の神様として信仰を集める。明治初年神仏分離令により般若寺から分立。江戸後期から明治にかけて奉納した船絵馬88枚が保存されており、最古のものは天保2年(1831)のもの。毎年旧暦のお盆に開催される猿賀神社の大祭は近隣市町村からの参加で賑わう。敷地内に、天台宗富野山般若寺がある。明治初年神仏分離により、猿賀神社を分立。ご本尊は阿弥陀如来。元禄11年(1698)広須・俵元・金木三新田の祈願所として考弁開基と伝えられる。岩木川の治水を行った弘前藩4代藩主津軽信政が工事の完成を記念して自ら植えたと伝承される般若寺イチョウは町指定文化財である。