エドアルド・コラゾス氏、津軽海峡遠泳に成功(2025年6月20日)
2025年6月20日、エドアルド・コラゾスさんが津軽海峡遠泳に成功し、南米出身の男性として初のオーシャンズセブン達成泳者の称号を手にしました!
遠泳実施日:2025年6月20日
年齢:54歳
国籍:ペルー
居住国:ペルー
水泳時間:12時間11分
遠泳開始時間:03時55分
遠泳終了時間:16時06分
水泳距離:約38km
泳方:フリースタイル
水温:14.5℃ – 20.7℃
気温:19.6℃ – 29.3℃
湿度:31% – 82%
波の高さ:0.5m – 0.8m
風速:0m – 2.5m
ピッチ(1分):51 – 62
視界:午前-良好、午後-不良



スイマーのコメント
私にとって、津軽海峡を完泳できたということだけでなく、日本を訪れ、その文化や料理、そして何より礼儀正しく親切な人々と触れ合う機会を得られたことは、本当に素晴らしい経験でした。言葉の壁はありましたが、いつも皆さんが助けてくれました。
遠泳そのものについて話すと、津軽海峡は間違いなく「オーシャンズセブン」の中でも最も過酷な挑戦の一つでした。特に、スタート地点とゴール地点での劇的な水温の変化に加え、私の場合は、10時間泳ぎ続けた疲労が重なり、さらに一番水温が低いタイミングで強い潮流にぶつかりました。

オブザーバーのコメント
事前打ち合わせの際、スイマーの方はとてもリラックスしていて、挑戦を心から楽しもうとしている様子が印象的でした。緊張感というよりも、むしろ自信と余裕が感じられました。
出港の瞬間は、スイマーも船上のクルーもみな高揚していて、海に出るワクワク感に包まれていました。
海況は、幸い波は穏やかでしたが、途中から濃い霧が発生し、視界がとても悪くなりました。さらに中盤には潮の流れが強くなり、なかなか前に進めない時間帯もありました。
それでもスイマーは終始落ち着いており、ストロークのリズムも崩れることなく淡々と泳ぎ続けていました。後半になるとさすがに疲労が見え始めましたが、それでも最後まで諦めることなく泳ぎ続けていました。
ついに完泳し、伴走船に戻ってきた時、スイマーは極度の疲労で言葉を発することもできず、冷たい海水の影響で震えていました。
オブザーバーとして同じ時間を過ごす中で、濃霧や潮流によって不安になる瞬間もありましたが、潮の流れが変わり、スイマーが陸に向かって確実に進み始めたときには、胸の奥から安堵と感動が込み上げてきました。
津軽海峡という大きな海を人の力で渡りきる、その挑戦の一部を見届けられたことを心から光栄に思います。
エドアルドさん、南米出身の男性として初のオーシャンズセブン達成、本当におめでとうございます!
オブザーバー:佐藤 伸之介
