投稿日:2026年10月16日

ヨセフ・コベルさん、津軽海峡遠泳に成功(2026年9月3日)


Image

9月3日、ヨセフ・コベルさんが津軽海峡遠泳に成功されました!


遠泳実施日:2026年9月3日

年齢:49歳

国籍:オーストリア

居住国:オーストリア

遠泳開始時間:03時35分

遠泳終了時間:14時01分

タイム:10時間25分44秒
水泳距離:約48km

泳方:フリースタイル

水温:23.6℃ – 25.3℃ ※海面計測

気温:24.6℃ – 25.7℃

湿度:77% – 97%

波の高さ:0.5m – 1.0m

風速:1.3m – 5.0m
ピッチ(1分):56 – 63


スイマーのコメント

 津軽海峡遠泳は、私の水泳人生の中でも、最も忘れられない特別な経験の一つとなりました。潮流や波、渦、そして無数のクラゲにより、この挑戦は単なる体力的なチャレンジをはるかに超えるものでした。海を自分の力でコントロールすることはできないのだと、はっきりと思い知らされる瞬間もあり、できるのは、海の状況に適応し、船長やチームを信頼して泳ぎ続けることだけでした。

 10時間25分44秒の水泳の末、オーストリア人として初めて津軽海峡の横断に成功し、北海道にたどり着いた瞬間は、言葉では言い表せないほど感動的なものでした。また、この完泳は、私にとってオーシャンズセブン6海峡目の横断達成でもありました。

 しかしながら、私の心に残っているのは、津軽海峡を泳いだことだけではありません。中泊町に到着した瞬間から、信じられないほどの優しさや温かいおもてなしで迎えていただきました。さらに、船長やオブザーバーを含めた津軽海峡遠泳連盟のスタッフの皆さんや関係者の方々が、安全を第一とした遠泳の実施を再重要視していると感じました。

 遠泳実施が可能な気象の状態を待つ時間は簡単なものではありませんでしたが、この経験を通じて、完泳を実現させるためにどれほどの経験と責任が必要かを知ることができました。

 私はいま、津軽海峡への深い敬意をもって青森を後にします。
 私の津軽海峡遠泳を支えてくださったすべての皆さんに、心からの感謝を込めて。



オブザーバーのコメント

 8月29日の打合せでは、ヨセフさんについて、とても落ち着いた印象を受けました。船を確認する際には、目印となる位置や理想のコースについて船長と確認を行っており、遠泳に向けた強い意志が感じられました。

 遠泳当日の出港後も、集中した様子で、落ち着いて準備を進めていました。

 遠泳中は、始めの数時間は海況が比較的穏やかでしたが、海峡に入ると波が高く、渦潮が発生していた場所もありました。また、潮の流れの変化により、目指す方向や船とスイマーとの位置を何度も変更する場面もあり、その際には混乱や不満を感じている様子も見られました。しかし、目標が定まると再び落ち着きを取り戻して泳ぎ続けていました。

 完泳後は、船に上がる際もしっかりとした動きで、元気な様子が印象的でした。遠泳中には、安全確保のため余儀なく一時停止をした時間や、潮の流れによって思うように進めない場面があり、不安を感じることもありましたが、最終的に良い潮に乗ることができ、完泳できた瞬間はとても嬉しく感じました。

 ヨセフさん、津軽海峡完泳、本当におめでとうございます!
オブザーバー:熊木 海斗